パナソニックのスチームオーブンレンジ「ビストロ」シリーズの中でも注目されている2つのモデル、NE-BS8CとNE-BS8A。
NE-BS8Cは2024年に登場した新しいモデルで、NE-BS8Aはその2年前、2022年に発売された機種です。NE-BS8Aはすでに在庫限りの販売になっている店舗もあり、手に入れたい方は早めの検討がおすすめです。
「新型はやっぱり良い?旧型でも十分じゃない?」
「価格差に見合う機能の違いってなに?」
そんな疑問を持つ方のために、両モデルの違いと、それぞれどんな方に向いているのかを分かりやすくまとめました。
主な違いをまとめた比較表
項目 | NE-BS8C(2024年モデル) | NE-BS8A(2022年モデル) |
---|---|---|
煮物メニューの表示名 | ワンボウル煮物 | 煮物 |
冷凍食材のまま調理(ワンボウル) | 対応(冷凍もOK) | 非対応(冷蔵・常温のみ) |
お急ぎあたため機能 | 搭載(最大38%の時短) | 非搭載 |
かんたんグリルメニュー | 非搭載 | 搭載 |
レシピ掲載数/自動メニュー数 | 181品/95品 | 202品/107品 |
カラーバリエーション | ブラック・オフホワイト | ブラック・ホワイト |
それぞれの違いを詳しく解説!
メニュー名がより親切に
NE-BS8Cでは、従来の「煮物」から「ワンボウル煮物」に表記が変更され、調理方法がより分かりやすくなりました。ボウルひとつで簡単に煮込み料理ができる点は同じですが、名前から使い方が直感的に理解できるようになっています。
冷凍食材もそのまま使える「凍ったままワンボウル」
NE-BS8Cの注目機能のひとつが、冷凍した食材を解凍せずにそのまま調理できる点です。例えば冷凍ひき肉やカット野菜をボウルに入れてボタンを押すだけで、おかずが完成。解凍不要なので手間も時間も省け、忙しい日常にうれしい機能です。
時間を節約したいなら「お急ぎあたため」機能
NE-BS8Cには、あたため時間を短縮できるスピード加熱機能も備わっています。通常4分半ほどかかる加熱が、約2分台で完了するケースも。朝の忙しい時間や、疲れて帰った夜の食事準備もぐっと楽になります。
手軽に使える「かんたんグリル」はNE-BS8Aだけ
NE-BS8Aには、ヒートグリル皿に食材をのせて加熱するだけで料理が完成する「かんたんグリル」機能が付いています。冷蔵庫の余り物でサッともう一品追加したいときに便利です。NE-BS8Cにはこの機能がないため、グリル調理を手軽にしたい方はNE-BS8Aが良いでしょう。
掲載レシピ数はNE-BS8Aが豊富
NE-BS8Aには202のレシピと107の自動メニューが掲載されており、NE-BS8Cよりやや多めです。いろんなレシピにチャレンジしたい方には嬉しい内容ですね。
カラーバリエーションの違い
どちらもブラックは共通ですが、白系のカラーが異なります。NE-BS8Cは「オフホワイト」、NE-BS8Aは「ホワイト」となっており、より落ち着いた印象を求めるならオフホワイトが好まれるかもしれません。
それぞれどんな人に向いている?
NE-BS8Cにおすすめの人
- 最先端の機能を試してみたい
- 冷凍食品の利用頻度が高い
- あたため時間を少しでも短縮したい
- キッチンインテリアに合う落ち着いたカラーが好み
NE-BS8Aにおすすめの人
- 多彩なレシピで料理を楽しみたい
- シンプルな使い方が好き
- グリル機能を手軽に活用したい
- 販売終了前にお得に旧モデルを手に入れたい
価格の参考(2025年6月時点)
機種 | カラー | 最安価格の目安(税込) |
---|---|---|
NE-BS8C | ブラック・オフホワイト | 約62,500円〜 |
NE-BS8A | ブラック | 約66,000円〜 |
NE-BS8A | ホワイト | 約82,500円〜 |
※価格は時期や販売店により変動するため、購入前には必ず最新情報をチェックしてください。
まとめ
NE-BS8Cは、冷凍食材をそのまま調理できたり、温め時間を短縮できるといった最新の機能が魅力のモデル。日々の時短を意識する方にはぴったりです。
一方でNE-BS8Aは、豊富なレシピや手軽なグリル調理が特徴で、料理の幅を広げたい方や、使い慣れた機能で十分という方にもおすすめできます。
それぞれの特長を比べながら、ご自身のライフスタイルや使い方に合った1台を見つけてみてください。ビストロシリーズは、どちらを選んでも毎日の料理をもっと楽しく、もっと便利にしてくれる心強い味方になるはずです。
NE-BS8CとNE-BS8Aに共通する充実の機能まとめ
パナソニックのスチームオーブンレンジ「ビストロ」シリーズの中でも、NE-BS8CとNE-BS8Aは多くの共通機能を持つ高性能モデルです。
ここでは、どちらのモデルにも搭載されている便利な機能を紹介し、どちらを選んでも満足できる理由をお伝えします。
食材をひっくり返さずに両面こんがり焼けるグリル機能
NE-BS8CとNE-BS8Aに共通する「大火力極め焼きヒーター」と「ヒートグリル皿」の組み合わせにより、裏返しなしでムラなく両面を焼き上げることができます。
上下から挟み込むように加熱されるため、ハンバーグやトースト、焼き魚などが短時間でふっくらジューシーに仕上がります。
調理例
- ハンバーグ:約14分でジューシーに
- トースト:4枚同時に約4分で焼き上がり
- 鶏の塩焼き:皮はパリッと、中はしっとり
スチームでふっくら仕上げる「スピードスチーム」機能
上からスチーム、下からヒートグリル皿での加熱により、蒸し器で作ったようなふわっとした食感を実現。
素材のうまみや水分を閉じ込めながら調理できるため、野菜の甘みやお魚のジューシーさを引き出してくれます。
活用例
- 野菜の蒸し調理(甘みが際立つ)
- 塩鮭・塩さば(余分な塩分が落ちて減塩効果)
- パンや焼き菓子(ふわふわ・しっとり感UP)
さらに、缶詰や金属製容器、レトルト食品もパッケージを外せばそのまま温められる手軽さも魅力です。
ワンボウルでおかずが完成!洗い物が少なくなるメニュー対応
耐熱ガラス製のボウルに材料を入れてレンジにセットするだけで、煮物や炒め煮、洋風おかずが1品完成。
鍋を使わないので、洗い物が少なく済むのもうれしいポイントです。
対応メニュー例
- ラタトゥイユ
- 肉じゃが
- 野菜のバター煮
- 鶏と根菜の煮込み
- かぼちゃのそぼろ煮 など
多段調理が可能な2段コンベクションオーブン
上下2段で同時調理ができる「2段コンベクションオーブン」は、低温調理(70℃)から高温(最大300℃)まで対応。
熱風を庫内に均一に循環させる設計なので、焼きムラを防ぎながら大量調理ができます。
一度に作れる量の目安
- クッキー:約48枚
- バターロール:約24個
お菓子作りやパン作りが趣味の方には特にうれしい仕様です。
設置しやすいスリムなボディ
幅49.4cm・奥行44.5cm・高さ37.0cmと、30Lの容量ながら比較的コンパクトなサイズ。
背面や側面を壁にぴったり付けて置ける省スペース設計で、キッチンの限られたスペースにも無理なく設置できます。
お手入れ機能も抜かりなし
NE-BS8C・BS8Aの両方に、調理中の油汚れを自動で分解してくれる「オートクリーン加工」が施されています。
さらに、スチームを使った「自動お手入れコース」で給水経路の洗浄や脱臭も可能。清潔さをキープしやすいのが特長です。
お手入れの工夫
- 天井:油を熱で分解
- 庫内:フッ素加工で汚れが付きにくい
- 給水経路:スチーム洗浄&脱臭
- ヒートグリル皿・角皿:食洗機対応で楽々お手入れ
共通スペックまとめ
項目 | 内容 |
---|---|
庫内容量 | 30L |
本体サイズ | 幅494×奥行445×高さ370mm |
レンジ最大出力 | 1000W |
オーブン温度 | 70〜300℃ |
グリル構造 | 極め焼きヒーター×ヒートグリル皿 |
スチーム機能 | スピードスチーム |
センサー機能 | スイングサーチ赤外線センサー |
お手入れ機能 | オートクリーン加工+自動お手入れコース |
付属品 | ヒートグリル皿×1、角皿×2、レシピブック付き |
総まとめ
NE-BS8CとNE-BS8Aは、どちらも調理の時短と手軽さを実現する機能が充実しています。
新型モデルであるNE-BS8Cは追加機能がある一方で、NE-BS8Aも基本機能はしっかりカバー。
どちらを選んでも、料理の幅が広がり、日々の食事づくりがぐっと快適になります。
特に調理効率を上げたい方や、使いやすさを重視したい方には、共通機能だけでも十分に満足できる仕上がり。
自分の生活スタイルに合った1台を選んで、ビストロの便利さを実感してみてください。

